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コラム

電子印鑑のセキュリティは安全?|種類や作成方法による安全性の違い

WRITER
木山 貴雄
シヤチハタ株式会社 システム開発部
大手PCメーカーのサポート業務や大手自動車メーカーでの社内SEを経験後、2005年シヤチハタに入社。シヤチハタフォントの開発・Web受注システムの開発を経て現在はソフトウェア開発部門に所属する。

電子印鑑の種類

電子印鑑は、作成方法によって2つの種類に分かれています。

印影を画像化した電子印鑑

単純に印影を画像データ化しただけのものです。印影を画像化した電子印鑑は、パソコンで簡単に作成することができます。具体的には、下記の方法で作成できます。

・紙に押印した印影をスキャナで読み込む
実際の印鑑の印影をスキャナやプリンターでパソコンに取り込み、画像データ化する方法です。
費用をかけずにオリジナリティのある電子印鑑を作成することができます。

・電子印鑑作成ソフトで作成する
フリーの電子印鑑作成ソフトやofficeソフトを使って電子印鑑を作成する方法です。
フリーソフトには様々な種類があるため、自分が使いやすいものや好きなデザインの印影を作成できるものを選ぶことができます。

・印鑑ショップや通販の電子印鑑作成サービスで注文する
印鑑ショップや通販の電子印鑑作成サービスから印影の画像を購入する方法です。
画像が鮮明で書体も複雑なものが作成されるため、自力で作成するよりクオリティが高い電子印鑑を手に入れることができます。

印影に識別情報が保存された電子印鑑

印影の画像データに使用者の識別情報などが保存されたものです。有料のパソコンソフトやWEBサービスを利用して作成することになりますが、ただ印影を画像化しただけの電子印鑑と違い、いつ誰が押印したかなどの情報が分かるため、より信頼性が高い電子印鑑といえます。

電子印鑑の種類によるセキュリティの違い

電子印鑑には「印影を画像化した電子印鑑」と「印影に識別情報が保存された電子印鑑」の2種類があり、それぞれがどのようなものなのかお分かりいただけたかと思います。
さて、2種類の電子印鑑を比べてみて、セキュリティにかなり差があることにお気づきになったのではないでしょうか。
印影を画像化した電子印鑑は作成するのが簡単で費用もかかりませんが、誰でも同じ印影を簡単に作成できるため、たやすく偽造されてしまう可能性があります。特にフリーのツールを使用したものだと、まったく同一のデザインのものが作成できてしまいます。
印影の画像をスキャンしたものだったらオリジナル性があるから大丈夫、と思われるかもしれませんが、印影の画像データから印鑑そのものを偽造される可能性もあるため危険です。
また、いつ誰が作成し、押印したものなのか判断できないのも問題です。万が一なりすましで押印された電子印鑑だったとしても、それが分からないため、セキュリティ面で常に不安が付きまとってきます。
一方、印影に識別情報が保存された電子印鑑は作成者や押印した人物の情報が可視化されるため、なりすましの押印を防ぐことができ、安心して使用できます。固有のナンバーが割り振られた電子印鑑やコピー防止機能が搭載されているものもあり、危ぶまれていた電子印鑑のセキュリティ面をしっかりカバーしてくれています。


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印影に識別情報が保存された電子印鑑の作成方法

セキュリティ面で安心な「印影に識別情報が保存された電子印鑑」は、主に2つの方法で作成することができます。

Adobe Acrobat

アドビシステムズが開発するAdobe Acrobatを使用して、 電子署名が記録された電子印鑑を作成することができます。ソフトはアドビシステムズのホームページなどから購入できます。
電子署名が記録された電子印鑑を作成するには、まずAdobe AcrobatでデジタルIDを取得する必要があります。
電子印鑑を押印したいPDF文書を開き、「ツール」メニューから「証明書」、「電子署名」をクリックします。電子印鑑を押印したい位置でマウスをドラッグすると、「デジタルIDで署名」という項目が表示されるので、そこから新しいデジタルIDを設定できます。
手順に沿って名前・メールアドレスといった自分のデジタルID情報の入力を進め、「Self-SignデジタルIDをファイルに保存」の項目で電子署名に使用するパスワードを入力します。ここまで完了したら、次は電子署名を記録したい電子印鑑を登録していきます。
「デジタルIDで署名」から先ほど作成した署名を選択し、「作成」をクリックします。「署名の表示方法をカスタマイズ」で「画像」→「参照」をクリックし、電子印鑑用の印影画像(PDF)を選択します。これで署名に印影が追加されたので、最後に「署名後に文書をロックする」にチェックを入れましょう。デジタルIDのパスワードを入力して「署名」をクリックすると、署名フィールドに電子印鑑が追加され、電子署名付きの電子印鑑が押印された文書の完成です。
これらの手順により、署名者がその文書に押印したことを証明するだけでなく、セキュリティも大幅に強化されるのです。電子署名付きの電子印鑑は、第三者によって不正に改ざんされることを防いでくれます。


参考:https://wind-mill.co.jp/iwashiblog/2018/09/pdf-digital-stamp-electronic-signature/

パソコン決裁Cloud

次にご紹介するのは、シヤチハタが運営するクラウドサービス 「パソコン決裁Cloud」です。1印鑑あたり月額100円という手軽な価格から電子印鑑を始められ、 「電子印鑑」「文書回覧」の2機能が利用できます。
電子印鑑機能では、従業員が毎日使用している氏名印や日付印を電子印鑑にすることができ、作成後はすぐに認印として使用可能です。社印などの実物の印面も、申し込みを行うことで電子印鑑にすることができます。
また、パソコン決裁Cloudはスマホ・タブレットにも対応しているので、外出先や出張先でも捺印できます。そのため、 決裁の承認担当者が社内にいない場合でも業務を円滑に進められるのです。
文書回覧機能はメールで社内文書を送信し、回覧状況確認も承認も手軽に行えます。紙媒体で回覧を行う場合、スムーズにいかず全員に行き渡るまで時間がかかりますが、オンライン上で回覧できるようになればその時間も大幅に短縮できます。
気になる電子印鑑のセキュリティ対策ですが、 パソコン決裁Cloudは改ざん・なりすまし防止機能として「電子印鑑ごと固有ID発行」「捺印の履歴記録」を設けています。これにより、安心して電子印鑑を使用することができます。
また、パソコン決裁Cloudはクラウドサービスのため、新たにソフトウェアのインストールの必要がないのも大きなポイントです。あまりソフトのインストールやセットアップが得意でないという方でも、安心して利用を開始することができます。


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まとめ

電子印鑑はセキュリティ面に不安があることから、今まで使用することに抵抗があった方も少なくなかったかもしれません。しかし、電子印鑑には仕組みの違いによる種類があり、その違いによってセキュリティの安全性に差があるということがお分かりいただけたかと思います。
今後、電子印鑑は行政手続きや企業のコスト削減目的で徐々に普及が進み、いずれはビジネスの場で多用されるようになる可能性があります。その時までに電子印鑑のことを少しでも多く知り、早めに使用を開始しておいた方がいざという時に困りません。電子印鑑のセキュリティをしっかり考慮した上で、用途に合わせて電子印鑑を使い分けられるようになっておきましょう。セキュリティ対策がしっかりされた電子印鑑サービスを使用できるようにしておけば、対応できる電子文書も増え、会社にとってのメリットは大きいといえます。
特にシヤチハタのパソコン決裁Cloudは、初期費用がかからずに手軽に始められます。電子印鑑の導入に不安がある場合でも、60日間トライアルを行っているので安心です。
セキュリティ面をカバーした電子印鑑の導入を検討されている方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。