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領収書に印鑑は必要?不要な理由と電子印鑑対応まで徹底解説

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この記事でわかること

  • 領収書に印鑑が法律上必須かどうか
  • 収入印紙の貼付と割印が必要となるケース
  • 実務で領収書に押印される理由
  • 領収書に使う印鑑の種類
  • 朱色の印鑑がよく使われる理由と色の選び方のポイント
  • 改ざん防止のための押印位置の工夫と実務上の注意点
  • 電子領収書であれば電子印鑑が利用できる条件と必要な運用体制
  • 通常の印鑑と電子印鑑の違い
  • 印鑑なしの領収書が有効かどうか、取引先から押印を求められた際の対応方法

日々の経理処理や経費精算の中で、「領収書に印鑑は必要なのか?」と疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。とくに経理・総務・営業事務など領収書を扱う担当者にとって、正しいルールを理解しておくことは欠かせません。結論として、領収書への印鑑は 法律上の必須条件ではありません。

しかし、偽造や改ざんの防止といった実務的なメリットがあり、現場では今も押印されるケースが多く見られます。本記事では、領収書に印鑑が不要とされる理由から、押印が残っている背景、さらに電子印鑑の活用まで分かりやすく解説します。業務の効率化を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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領収書に印鑑は必要?

領収書は、必要な記載事項がそろっていれば有効な書類として扱われます。一般的には、宛名、発行者名、日付、金額、但し書き(支払内容)が記載されていれば足り、法律上「印鑑が押されていなければ無効」という決まりはありません。そのため、印鑑を省略した領収書でも、要件を満たしていれば問題なく利用できます。

ただし、金額が一定額を超える場合(例:5万円以上)には、印紙税法により収入印紙の貼付と「割印(消印)」が必要です。この割印は、収入印紙を使用済みにするための処理であり、領収書自体の押印とは目的が異なります。したがって、「領収書に印鑑が不要」といわれる理由は、このように記載要件に押印が含まれていないためです。

実務で領収書の印鑑(押印)がされている理由

法律上は印鑑がなくても領収書として成立しますが、実務では印鑑が押されているケースが多くあります。これは、押印することで 偽造や改ざんを防ぎやすくなる という事情が大きいためです。

また、発行者が正式に発行した書類であることを示し、受け取る側に安心感を与える効果もあります。こうした慣習的な役割が根強く残っているため、現在でも多くの企業では押印された領収書が使われています。

領収書に印鑑を押印する際におさえたい3つのポイント

領収書に印鑑を押す場合、種類の選び方や押す色・位置によって、信頼性や実務上の扱いやすさが大きく変わります。ここでは、領収書を取り扱う経理・総務担当者が知っておきたい3つの基本ポイントを紹介します。

  • 角印・認印・丸印を使い分ける
  • 朱色の印鑑をなるべく利用する
  • 押印位置を工夫して改ざん・印影流用のリスクを下げる

角印・認印・丸印を使い分ける

領収書に印鑑を押印する場合は、印鑑の使い分けも大切です。角印・認印・丸印(実印)」の違いは以下のとおりです。

印鑑の種類

主な用途

特徴

角印

領収書・見積書・請求書などの事務文書

企業が日常的に使う「社印」。信用性を示しつつ扱いやすい

認印

社内業務全般の承認など

使いやすく紛失時のリスクも比較的低い

丸印(実印)

重要契約・登記など法的効力の高い文書

企業の正式な実印で、紛失・悪用リスクが大きい

領収書に押す印鑑としては、角印や認印を使うのが一般的には、安心とされています。これらは実務でよく使われ、紛失時のリスクも大きくありません。一方で、丸印(会社実印)を領収書のような日常書類に使う必要性は高くありません。

丸印を押しても法律上無効になることはありませんが、重要な印鑑を頻繁に使うと、紛失や複製といったリスクが高まります。領収書発行の実務では、角印または認印を用いる方が安心で、扱いやすいといえるでしょう。

朱色の印鑑をなるべく利用する

印鑑の色は法律で決められているわけではなく、黒や青などの色を使っても領収書が無効になることはありません。しかし、実務では朱色(赤系)の印鑑がもっとも広く使われています。朱色は視認性が高く、複写式の領収書でもはっきり残りやすいため、経理処理の際にも確認しやすいというメリットがあります。

黒や青などの色も利用できますが、受け取る側の印象や社内処理のしやすさを考えると、朱色を選ぶ方が無難です。とくに複数の担当者が領収書を確認する企業では、統一した色の運用が望まれます。

押印位置を工夫して改ざん・印影流用のリスクを下げる

領収書に印鑑を押す位置にも法律上の決まりはありませんが、実務では発行者(会社名・住所・屋号)の記載部分の上やその近くに押す方法がよく用いられています。文字の一部とかぶるように押すことで、後から差し替えられたり、印影だけを切り取って悪用されたりするリスクを下げる効果があります。

また、電子化が進む中でも、紙の領収書を扱う場面では押印位置の工夫が信頼性につながります。改ざん防止や印影流用の対策を意識しながら運用することで、領収書の取り扱いをより安全に行うことができます。

領収書に電子印鑑は利用できるのか

テレワークの普及やDX化の流れを受け、電子印鑑を領収書へ使えるのか気になる方も多いでしょう。結論として、収書を電子データとして発行する場合(電子領収書)であれば電子印鑑の利用は可能です。ただし、取引先の受領環境、保存義務を満たす仕組み、改ざん防止の体制が整っているかが運用のポイントになります。

通常の印鑑と電子印鑑の違い

通常の印鑑と電子印鑑では何が違うのか、簡単にまとめると下記の通りです。

■通常の印鑑
・押印ミスが発生する
・書類紛失のリスクがある
・郵送手配やキャビネット保管が必要

■電子印鑑
・押印ミスがない
・書類紛失のリスクが低い
・電子送信やクラウド上での管理が可能

続いて通常の印鑑と電子印鑑の法的効力や押印方法の違いについて、次項で詳細をご説明いたします。

法的効力

通常の印鑑と電子印鑑、いずれも商習慣として用いられるものであり、法的効力は変わりありません。また、近年では法整備も進んでおり、たとえばe-文書法や電子帳簿保存法などによって、電子印鑑はその他の契約書でも用いられることが許されています。そのため領収書に限らず、契約書や社内稟議書など、押印が必要な書類全般で使用可能なので、社内のDX化を進める予定なら導入することをおすすめします。

押印方法

朱肉につけて押印する通常の印鑑とは異なり、電子印鑑はあらかじめ作成した電子データを電子書類に貼り付けることになります。そこまで難易度の高い作業ではないため、パソコン操作に問題がない方であれば、むしろ電子印鑑の方が使い勝手が良いと感じるでしょう。一方で、社内のメンバーにパソコン操作を苦手とする方がいる場合には注意が必要です。いきなり全社的に導入するのではなく、まずは日常的にパソコンを使用している部署で導入するなど、手順を踏んで浸透させることをおすすめします。

電子印鑑を用いるメリット

電子印鑑を用いるメリットとしては、押印した書類を印刷・郵送する手間がなくなるため、作業者の負担が減ることが挙げられます。書類の保存もクラウド上でできるため、キャビネットで保管するよりも出し入れが容易になり、業務効率化にも繋がるでしょう。

また、電子印鑑はインターネット環境とパソコンさえあればどこでも押印できるため、押印のために出社する、いわゆる「はんこ出社」が不要となります。テレワークが普及した会社では、管理職や総務の方など、押印の役割を持つ方だけが出社するという不公平感をなくせるでしょう。

領収書の印鑑についてよくある質問

領収書に印鑑が必要かどうかは、法律・税務上の要件だけでなく、社内規程や取引先の運用によって判断が分かれることがあります。ここでは、実務でよく寄せられる質問を取り上げ、経理・総務担当者が押さえておきたいポイントを分かりやすく解説します。

印鑑なしでも領収書は有効?

領収書は、宛名・日付・金額・但し書きなどの必要事項が揃っていれば、印鑑がなくても経理処理上は有効です。ただし、企業によっては「押印された領収書でないと受理しない」という社内ルールや取引先の慣行が残っている場合があります。提出先ごとに確認し、不要な差し戻しやトラブルを防ぐことが大切です。

取引先が領収書への押印を求めてきたらどうすれば?

取引先が「押印のない領収書は認めない」「押印済でないと経費精算できない」といった運用をしている場合には、実務上トラブルを避けるために押印しておくのが無難です。法律上必須ではありませんが、相手先の規程に合わせることで処理がスムーズになります。相手の要望を事前に確認し、円滑な取引につなげることが重要です。

シヤチハタ印は使っても問題ない?

領収書への押印は、シヤチハタ印や電子印鑑でも問題ありません。ただし、これらは比較的簡単に作成・押印できるため、偽造や印影の流用を防ぐ管理方法を整えることが安心につながります。使用ルールを明確にし、保管や運用の体制を整えることで安全性を確保しながら実務に活用できます。

領収書に電子印鑑を押すならShachihata Cloudがおすすめ

領収書の印鑑を電子化したい場合は、シヤチハタの提供する電子決裁サービス「Shachihata Cloud(シヤチハタクラウド)」がおすすめです。導入数は60万件を突破し、象印マホービン様・TVQ九州放送様・名古屋商工会議所様など、業種や会社規模を問わず数多くの団体から導入されています。またサービスへの満足度も非常に高く、継続率は97%を超えています。

電子帳簿保存法に対応している

Shachihata Cloudは電子帳簿保存法にも対応しています。電子帳簿保存法とは、書類を電子データとして保存する際の要件を定義したものです。2022年1月に法改正が行われ「タイムスタンプの要件緩和」「検索要件緩和」「受け取った電子データの書面保存を廃止」など、ペーパーレス化促進のためにさまざまな変更が加えられました。Shachihata Cloudであれば、受け取った電子データはツール内で保存できるため、引続き問題なく使用できます。

角印が作成できる 

Shachihata Cloudでは領収書で一般的に用いられる「角印」 を作成できます。現在ご利用中の印鑑があれば、そのまま電子化することも可能です。また、角印以外にも「氏名印」「日付印」「丸印」なども作成できるため、その他の書類にも引き続き同様の押印ができます。

無料トライアルを利用できる

電子印鑑を導入する際には、機能性だけではなく操作性も重要です。社内のどなたでも使えるような、簡単に操作できるツールを選びましょう。Shachihata Cloudであれば導入前に無料トライアルを実施中です。トライアル期間中でも、不明点があればヘルプサイトやお問い合わせを利用できるため、安心してお申し込みできます。

導入にあたり初期費用は不要です。また、1ユーザーあたり月額120円(税抜)から導入できるので、まずは操作性を試してみてはいかがでしょうか。

WRITER
林 舞
デジタル認証事業部 Shachihata Cloud エバンジェリスト
紙文化のメーカー、広告代理店からフルリモートのSaaS組織まで多様な環境で培った幅広い視点を生かし、2024年からデジタル認証事業部企画マーケティングチームにてShachihata Cloudの価値発信に携わる。
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