電子印鑑・電子決裁のことなら
Shachihata Cloud 導入事例 Peach Aviation株式会社
CASE STUDY

Peach Aviation株式会社

運輸・卸売・小売業
500人~
Shachihata Cloud
空港センターの業務改善を目標に『Shachihata Cloud』 の利用を開始。シンプルな操作で、スムーズな導入が叶う。報告書や規定書などの書類の押印にかかる印刷コスト削減と大幅な時間短縮に成功。

書類の押印にかかる工数と印刷コストを削減。
圧倒的リーズナブルな運賃に貢献

「空飛ぶ電車」 がコンセプトのPeachは、2012年3月にスタートした新しい概念の航空会社です。
2020年12月には中部国際空港に就航。新千歳空港、仙台空港、成田空港、関西空港、福岡空港、那覇空港に加え、新たに中部国際空港を拠点に、各地からのネットワークの拡充を進めています。

空港業務の委託管理を所掌する空港センターでは、報告書や規定書といった書類の決裁までにかかる手間暇や紙の印刷費用などが課題となっていました。そこで、空港センター全体の業務効率化を進めるために導入したのが『Shachihata Cloud (シヤチハタクラウド)』 です。

今回は、空港センター空港業務推進部の大橋氏とグランドオペレーション部の藤本氏に『Shachihata Cloud Standard』 を導入したきっかけや導入後の変化、今後の展望などのお話をうかがいました。

導入のきっかけ

書類の押印・決裁手続きの費用と工数が最大の課題に

Peachでは、報告書や規定書など、社内外から様々な書類をメールで受信していましたが、それらを処理するために、まず押印を必要とする書類をプリントアウトして対面で決裁印をもらうという処理フローになっていました。この処理に、多くの費用と工数がかかっていたと、同社の大橋氏は語ります。
「Peachには書類をやり取りできるクラウドストレージがあるのですが、これは社内専用のものです。空港で作業する委託先からいただく報告書などは、直接弊社のクラウドに入れてもらうことができないのです。基本的には、メールで届いた報告書をプリントアウトして対面で決裁印をいただいて、それをさらにスキャンしてクラウドに保存する作業があり、これが非常に手間でした」(大橋氏)。
事業規模の拡大に比例して、書類の処理業務の負担が増していた同社。毎日違った場所に社員が座るフリーアドレスを導入していたこともあり、決裁権者を探すことも大変だったと言います。物理的な移動を必要としないデジタル化への移行は急務でした。

機能的にシンプルでわかりやすい電子決裁サービスを求めていた

電子決裁サービスを探すにあたって同社が重視したのは、機能的にシンプルでわかりやすいことでした。

「新たにマニュアルを作ったり、教育が必要なサービスは避けたいと思っていました。社内外からメールで送られてくる書類に簡単に電子印を押したいというのが、最も重要視していた部分なので、その視点でサービスを探していました。その点、シヤチハタさんの『Shachihata Cloud』 は、操作説明がいらないぐらい簡単で、料金設定もわかりやすかったので、これしかないと思い、導入を決めました」(大橋氏)。
実は、『Shachihata Cloud』 にはマニュアルや説明書が用意されていませんが、実際に現場で利用されている方からは、「説明がなくても簡単に理解できる」 と好評なようです。操作に関する大きな疑問や問題もなく、スムーズに導入・運用ができたと、大橋氏は語ってくれました。

導入後の変化1

費用・工数面が大幅改善。会社のメールアドレスとの連携で自然と業務に溶け込んでいった

『Shachihata Cloud』 の導入によって、空港で作業する委託先からメールで送られてくる、押印が必要な報告書や規定書、資料などの処理がスムーズになったことが、導入後の変化として同社が強く実感されている部分でした。 同社の藤本氏と大橋氏の言葉をご紹介しましょう。
「空港センターという立場で、各空港の委託先さんを管理させていただいていますが、今までは印鑑が必要な資料を各委託先さんからメールで頂戴していました。時間をかけて一回一回、印鑑を押していたのですが、これが『Shachihata Cloud』 の導入によって、かなりスピーディーになりました」(藤本氏)。


「シヤチハタさんのシステムは、普段会社で使うメールアドレスに通知が送られてくるんです。そのメールからシステムにアクセスすると、もう目の前に書類があって、あとは電子印鑑を押すだけという、シンプルな流れになっているので、自然と業務に溶け込んだというようなイメージですね」(大橋氏)。

導入後の変化2

外部とのやり取りもシヤチハタクラウドで行う事で効率化。工数の大幅な削減を実現

当初、シヤチハタクラウドは社内申請用のシステムで外部とのやり取りはできないものと認識していたといいます。
「社外との書類のやり取りフローも、メールではなくシヤチハタクラウドでできる事を知らなかったため、外部とのやり取りはメールでやるしかないのかと諦めていたんです。しかし、外部取引に関する契約ができるという事をセミナーで知り、その後シヤチハタさんへ相談したところ改善策をいただき、実現することができました」(大橋氏)
それまでは、外部取引先からの申請種類をメールで受信、担当者がシヤチハタクラウドで承認を回し、差し戻しがあった場合は、担当者がメールで返信、最終承認が終わった書類もメールで取引先へ送信を行なっていました。こうした外部取引先とのメール送受信を行う必要がなくなり、承認作業以外の工数を削減できたと大橋氏は語ります。
「時間の割合でいくと約8割の人的作業がなくなりました。外部取引先も巻き込んで、シヤチハタクラウド上で起案から外部取引先が申請して回してもらえる環境を構築した事によりpeach側での工数削減だけではなく、外部取引先での工数も削減できたのです。回覧終了した際は申請した外部取引先に自動通知されるため、ダウンロード保存が取引先側で勝手にやってもらえて漏れもないというウィンウィンな関係が作れるようになりました」(大橋氏)。
Shachihata Cloud活用イメージ

今後の展望

Peach全体での導入を進め、さらなる業務改善を目指したい

『Shachihata Cloud』 は、現状Peach全体ではなく、各空港で働く委託先の管理をおこなう空港センターのみで導入されています。まずは部署内で試して、感触が良ければ全社的に広めていきたい考えです。「いいものはどんどん試す」 という同社の社風も、それを後押ししています。
「まだ利用して2ヶ月ですが、今後は、会社内に広めていきたいなって思っています。社内では、すでに他の電子印鑑サービスを導入しているところもあるので、その部分との調整は必要になるのですが、やっぱり『Shachihata Cloud Standard』 はいいものだと思っているので、全社的にどんどん広げていきたいです」(大橋氏)。

さらに、大橋氏は同社の興味深い社風についても語ってくれました。
「弊社では、一円にこだわるというキーワードがあります。たとえば押印する書類を印刷するプリント代。1枚1枚は微々たる金額でも、それが300枚、400枚と重なっていくうちに、コストが積み重なっていきます。金額としては目に見えづらい部分ではありますが、こういった部分のコストを電子印鑑によって削減することで、将来的には大きなコスト削減になると考えています。その分を、弊社を利用されるお客様に還元できるのではないかと。そのような意味合いで、一円にこだわるというメッセージ性を持って日々業務に取り組んでいます」(大橋氏)。
電子印鑑による業務改善と、それによって実現するコスト削減。そのような自助努力の根底にあるのは、「一円にこだわる」 という同社の姿勢であり、それがLCCとしてのサービス力を支えているのかもしれません。
取材協力:
Peach Aviation株式会社
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