あらゆる業務で紙への依存度が高く、コスト面も問題に
ビジネス環境の変化に伴い、デジタル技術の活用が企業にとって急務となる中、日本では中小企業におけるデジタル化の遅れが大きな課題となっています。デジタル化によって生産性を向上させ、大企業との情報格差をなくし、ビジネスチャンスをさらに拡大することは、中小企業が生き残るための必須課題とさえいえるでしょう。
地域の企業を支援している名古屋商工会議所は、中小企業の抱えるこうした課題を解決へと導く立場にあります。しかし実際には、商工会議所の事務局においても、なかなかデジタル化の取り組みが進んでいませんでした。決裁や申請などのあらゆる業務に紙が使われており、勤怠は出勤簿への押印で管理していたそうです。アナログで十分に業務を回せていたこともあり、デジタル化の必要性を組織として感じていない状況でした。
「デジタル化の波が到来しているこの時代、企業に経営をアドバイスする立場の自分たちが、こんなに紙をたくさん使っていていいのか?地域の企業にデジタル化を勧めるのであれば、まずは自分たちからデジタル化に取り組むべきではないのか?そういった意識が最初にありました」(坂東氏)
また、紙への依存度の高さは、コスト面から見ても無視できないものとなっていました。 同所では、パソコンや複合機の機能が向上し、高品質な印刷が可能になるごとに、かえって紙の使用量が増えていったといいます。途中からは紙とデジタルデータの両方で書類を保存するようになりましたが、過去の文書を検索する際にはデジタルデータばかりが使われ、紙の書類はほとんど活用されていないまま保存されているという状態が続きました。
・ 地域企業にデジタル化を勧める立場の自分たちが、デジタル化できていない……
・ 紙の使用量増加によりコストが高騰している……
ここ数年における、所内の機構改革や労働法制の変化といった状況もあり、生産性向上の必要性は増していました。そこで同所が注目したのが、新聞報道で目にした『Shachihata Cloud』でした。
地域の企業を支援している名古屋商工会議所は、中小企業の抱えるこうした課題を解決へと導く立場にあります。しかし実際には、商工会議所の事務局においても、なかなかデジタル化の取り組みが進んでいませんでした。決裁や申請などのあらゆる業務に紙が使われており、勤怠は出勤簿への押印で管理していたそうです。アナログで十分に業務を回せていたこともあり、デジタル化の必要性を組織として感じていない状況でした。
「デジタル化の波が到来しているこの時代、企業に経営をアドバイスする立場の自分たちが、こんなに紙をたくさん使っていていいのか?地域の企業にデジタル化を勧めるのであれば、まずは自分たちからデジタル化に取り組むべきではないのか?そういった意識が最初にありました」(坂東氏)
また、紙への依存度の高さは、コスト面から見ても無視できないものとなっていました。 同所では、パソコンや複合機の機能が向上し、高品質な印刷が可能になるごとに、かえって紙の使用量が増えていったといいます。途中からは紙とデジタルデータの両方で書類を保存するようになりましたが、過去の文書を検索する際にはデジタルデータばかりが使われ、紙の書類はほとんど活用されていないまま保存されているという状態が続きました。
・ 地域企業にデジタル化を勧める立場の自分たちが、デジタル化できていない……
・ 紙の使用量増加によりコストが高騰している……
ここ数年における、所内の機構改革や労働法制の変化といった状況もあり、生産性向上の必要性は増していました。そこで同所が注目したのが、新聞報道で目にした『Shachihata Cloud』でした。